「女性としてもう一度…」
このままセックスをしないで死んでいくのではないだろうかと不安になった夜が何度かあった。
寂しい思いや悲しい気持ち、自分の感情と欲望をどれだけ押し殺した日々を過ごしていたのか。
正確には押し殺していた訳ではなく、自分自身の感情を見て見ぬフリをしていただけの日々
わかってはいるけど、
解決の糸口が全く見出せていない。
どこから手を付ければ良いのか…
はっきり言って旦那が私に欲情しないのは目に見えている。
同じ寝室、同じベッド、
寝るタイミングも大体同じ。
互いにしようと思えばいつでもする事ができる環境下での生活。
しかし、環境が揃っているにも関わらず、旦那が身体を触ってくる事もなければ、私から旦那の身体を触る事もない。
この関係が当たり前になって5年
5年もの間に何度したいと思った事があったか。
旦那との関係が悪い訳では無い。
何不自由のない生活の中で、子供の笑顔を見る度に「私は恵まれている」と実感する事が多々ある。
いや、自分にそう言い聞かせていただけだった気がする。
だからこそ、
日々の生活の中で物寂しさを感じる時がある。
「私は贅沢なのかな」
そんな疑問を抱く事さえもある。
しかし、セックスレスになった事よりも、仲が良いからこそセックスがない事が悲しいと感じるようになっていった。
周りの家庭を見回してみても「セックスレスは当たり前」になっている気がした。
悲しいけれど結婚をして子供を産んだ女性の宿命なのかもしれないとさえ感じる。
世間と同様に
「私はレスられ妻になってしまったんだと…」
女風を知ったのはYouTube
「まさか私が利用するとは…」
YouTubeを観ていると、徐々にアダルト関連の動画に進んでいる事がある。
無意識の内に欲求を埋める為の動画漁りをしていたのだと思う。
セックスが出来ない分、動画や妄想だけで楽しむ悲しい日々だった。
その中で動画をひとしきり観ていると、何度か「女性用風俗」とのキーワードを耳にする事があった。
それは私の知らない世界であり、どのような事が行われている世界なのか、無意識の内に想像していた事は言うまでもない。
現にセックスレスになっている私からすると、日夜問わず、無意識の内に女性用風俗という世界を想像せずには居られなかった。
この想像はあくまでも私の脳内での想像であり、利用してみようとはまた違った感覚であった気がする。
体験してみたいと思う感情とは別に、好奇心からの興味を抱いていた程度だと思う。
しかし、事の発端は突然にやってきた。
今までに一度もそのような話をした事のない女友達から「女性用風俗を使った」との話を急に切り出された。
私が少し興味を持ったタイミングでの友達の告白に、驚かずには居られなかった。
利用してみた事はもとより、自分が関心を抱き始めていたタイミングでの告白に、私は驚きと嬉しさが入り混じっていた感情があった。
嬉しさが含まれていたのには私なりの理由があった。「私の周りにも仲間が居たのか…」との感情から嬉しさが溢れていたのだと思う。
友達が利用した経緯としては、職場の同僚からの紹介だったとのこと。
同僚は既に何度も利用している、いわゆる常連の利用者である事を聞きました。
良く利用するお店を紹介してもらい、その中でもおすすめの男性を指名して利用したのだとか…
友達が言うには「信じられないくらいに気持ち良かった」と…興奮しながら語っていた。
最初から前向きだった私の友達は、躊躇する事無く利用できたのだとか…
利用して特に良かった点は、他では体験できない気持ち良さを知った事と、何よりも旦那に優しくなれた事が一番…と嬉しそうに言っていました。
性欲を満たせる場所を見つけた事によって、自分自身に余裕が持てたのだとか…
また、後腐れもない関係が特に心地よさを感じるとの事でした。
確かに私達のような既婚者からすると、後に引きずってしまうような関係は全く望んでいない。
いつでも気が向いたタイミングで男性と行為が出来る事は、既婚者だけに限らず、都合の良さを感じる女性は多いのではないでしょうか。
-
初めて女性用風俗を利用するお客様でも手軽に楽しめるように!
あなたのやってみたいをお聞かせください♡ 当店は女性の方なら誰でも利用する事が可能となっている”女性用風俗”となっております。 ●女性だって風俗店に行ってみたい! ●女性用 ...
続きを見る
私が女風に求めること
「したいだけの原動力では動けない」
男性と性行為をしたいのは当たり前にある私の本音です。
しかし、単に男性とエッチをしたいだけであれば、その辺の男性やマッチングアプリで十分に探せると思う。
でも、私は結婚生活を棒に振ってまで性欲だけに突っ走れるような性格はしていない。
いくらセックスレスだからと言っても、リスクを考えると行動に起こせない。
そんな中で知った女性用風俗。
興味本位で友達に聞いた「肉体面以外での心境」が私の利用を後押ししたものになった。
気持ち良さを体験したいのは勿論のこと…欲求不満を解消する為に使うべき手段と言うことも把握している。
しかし、私には精神的な面での心配が大いにありました。
結婚している身として、罪悪感は芽生えないのか…
本当に後腐れなく使う事ができるのか…
身元がバレてしまうような事はないのか…
使った事への後悔はないのか…などのような心配事が私には後を絶たなかった。
私の中では、女性が風俗を使う事へのハードルがとても高いものだと感じていた。
今となっては、女性がフラっと気の向いた際に利用する事ができるお手軽なサービスという事を知っています。
しかし、まだ見ぬ世界だった頃は、私の前に大きな壁が建っていたのではないかと思います。
全く知らない世界だからこそ、女性が風俗に行くという事が、どれほど重大な出来事と考えていた事か…
世間的には女性が風俗に行く事への抵抗を持っている人が大勢いるのもわかっていました。
今でも尚、男性も女性も抵抗を感じている人が多いとも思っています。
一生私には無縁と考えている女性も多いのでは?
私のようにセックスレスが原因で、その解決策としての最終手段がプロに頼むと言った流れは、ごく自然と言えば自然なのかもしれません。
しかし、罪悪感がゼロと言えば嘘になります。
旦那や子供の顔がチラつく事もしばしあります。
とは言っても、金銭が発生している行為だから…との言い訳を自分にしながら利用をしている女性も多いのではないでしょうか。
-
篠田麻里子さんの不倫で話題の女性用風俗!一体どんなお店なの?
元AKB48の篠田麻里子さんの不倫問題で話題となっている女性用風俗店! 騒動の影響もあり、ここ数日間によるホームページへのアクセス数や新規でのお客様の問い合わせが後を絶えない状況です。 ...
続きを見る
人に勧めたい程に満足だった
「人生で一番気持ち良かったかもしれない」
友達の手招きも有り、私は初めての女性用風俗を利用する事ができた。
終わってみれば全てが素敵な想い出となっていた。
しかし、当日は緊張で何も覚えていないくらいの心境だった。
待ち合わせをしている際の緊張感は人生で一番だったとも思う。
年齢を重ねてから、これ程にまで緊張した記憶はないくらいに…
何度もキャンセルしようかと考えた事か。
結局は利用させてもらって満足は得られた。
今までの男性とは比べ物にならない程に気持ち良かったし、プロの技術に感動した。
行為自体が久しぶりだった影響もあるけど、本当に心から感動していたし、女性として扱ってくれていた事が嬉しかった。
時間があればまた使ってみたいとも思っている。
友達が言うように「心に余裕が持てた」と言う事に関して、完全に同意ができるとも感じている。
でも、決して罪悪感がゼロな訳でもない。
後からの背徳感が自分に疑問を抱く瞬間もあった。
家庭関係が良いからこそある感情なのではないかと私は勝手に考えていた。
利用した当日は全く旦那や家庭の事は脳内から削除されており、一瞬たりとも思い出さなかった。
ただ、現実世界に戻ってからは、背徳感を感じずにはいられなかった。
何か悪い事をしている事への後ろめたさは日々の生活で感じていた。
正直、何度か2度目の利用を検討していた時期もあった。
けれども、後ろめたさと罪悪感から、2度目の利用はしなかった。
「あの気持ち良さをもう一度体験したい」と思う感情以上に、旦那への気持ちが勝っていたのだと思う。
-
女性用風俗における安全性と不安に思われている項目を解説!
女性用風俗のイメージは…? 恐い印象…? グレーな業界…? イケメンは存在していない…? 人によってはギャンブルのような賭け事感覚で「騙されたらしょうがない」との気持ちで初めて予約をされる方々がいるの ...
続きを見る
旦那へ伝えた決死の告白
「旦那は何を思うか」
ふとした瞬間に、隣で眠っている旦那を見て「この人も外で性欲を解消しているのかな」と思う瞬間があった。
今までには考えもしなかった感情だけど、自分が外での処理をした事によって、様々な事を考えるようになっていった。
もし、私が外で性欲処理をしていると知った旦那は、どのようなリアクションを取るのだろうか…
嫌われてしまうのかと考えると、軽い気持ちで伝える事は出来なかった。
そもそも旦那に伝えて、どうしたい…どうして欲しい…との感情は一切ない。
風俗利用を公認して欲しい訳でもなければ、承諾を貰おうとも考えていない。
では、なぜ伝えるのか…
きっとそれは罪悪感からの感情なのだと思う。
夫婦仲が良かったからこそ、何も言わずに黙っていた方が良い結果になる事は目に見えていた。
だけど、実は心の奥底には、少し私に関心を持ってくれるようになるのかもしれない…との淡い期待もあったのかもしれない。
嫌われて、拒絶されてしまう恐怖心よりも、期待感が勝っていたのだと今では思う。
就寝前にベッドで横たわっている旦那に「風俗に行ってきた」と落ち着いたトーンで伝えた。
真剣な雰囲気を出さずに、落ち着いたトーンで伝えたのには私なりの理由があった。
これは私の勝手な要望という事をわかっているが、風俗に行った事をあまり深く考えないで欲しかったとの思いがあったからだ。
無意識の内に真剣な面持ちでの会話を避けようとしたのは、私の弱さからだったのかもしれない。
「そうなんだ…」と、軽い感じで旦那からの返答があった。
「うん」と私が返事をしただけで、その日の会話は終わってしまった。
何事も無かったかのように、その日は互いに就寝して幕を閉じた。
-
行ってきたよ。女性専用の風俗。体験談をレポートしちゃう。
はじめまして。 某女性用恋愛メディアサイトにてライターをやっております「さりな」と申します。 この度、NEO99さんから体験談を記事にして欲しいとの依頼があったのでこちらにて体験談を書か ...
続きを見る
良いきっかけになったと思う
「なんで使ったの?」
旦那に伝えた、その週末の夜だった。
土曜の夜に旦那から不意に質問をされた。
気に掛けているとは思っても居なかったので、突然の質問に驚かされた。
後から知った事だけど、私の風俗利用に対して色々と聞きたい事があったみたい。
私に関心が無かった訳でもないし、風俗利用に関して、何も感じなかった訳ではないみたい。
ただ、突然の報告にその場では頭が付いて来なかっただけとのこと。
やっぱり男性からすると、女性の風俗利用に対しての拒絶反応はあったのかと思う。
その場で感情を伝えるのではなく、一旦噛み締めてから質問をしたかったとの本心もあったみたい。
私は正直に、レスになってから、一生抱かれないまま死ぬのかもしれないとの不満があった事を告白した。
互いにセックスをしない事が当たり前になってから、それでも欲求を解消したいと考え付いた先が風俗だったと言う事も白状した。
互いに受け答えをしながら30分程度の話し合いをしていた。
解決策や、今後についての展開は何も決めていないし、話し合ってもいない。
何かを求められた訳でもないし、拒絶されていた感覚も全くなかった。
伝えてみて、1番良かった事は「私がレスで悩んでいる事を旦那に伝えられたこと」
解決したい気持ちはあるけど、今すぐにどうこうなる問題ではない事はわかっている。
でもそれからは、少しずつ性に関しての会話をするようになっていった気がする。
本当に少しずつだけど、私に歩み寄ってくれるようになった感覚があるのが嬉しくて。
まだ今でもレスは解消できていない。
それでも旦那に伝えてから女性用風俗は1度も使っていない。
それはきっと、旦那の変化が目に見えてわかるようになったからなのだと感じる。
肉体的に性欲を解消したいと思う時もあるけど、今は歩み寄ってくれている事実の方が嬉しいのかもしれない。
まだ直接セックスレスが解消できた訳ではないけど、私にとっては風俗利用が、旦那との良い影響を与えてくれたのは間違いなくあります。
もう少し期間が経てば女性用風俗の利用を視野に入れるかもしれません。でも今は、まだ利用しようとは思っていないのが正直な感想です。